軽症のうつ病の場合は、症状が現れたり現れなかったりする、
という点が重症のうつ病(大うつ病)とは大きく異なる特徴です。
また、このような精神面の症状のほかに、
胃の痛みや頭痛、肩こりなどといった身体面の不調を訴える、
という点も軽症うつ病に多く見られる特徴です。
身体面の不調ばかりが見られ、
精神症状が隠されているうつ病のことを「仮面うつ病」と言いますが、
この「仮面うつ病」も軽症うつ病の一種として取り扱われています。
仮面うつ病のように、原因不明の体の不調が著しい場合、
首こりによる「頸性うつ」の可能性が高くなります。
軽症うつ病は、症状が出たり出なかったりするため、
なかなかうつ病とは気付かないことも多く、
また身体面に症状が現れることからも心の病気だとは自覚しづらい、
いささか厄介な病気と言えるでしょう。
出典:うつ病の克服方法を紹介するブログ
当たり前ですが病気は、軽症だからといって軽く見てはいいわけではありません。
あくまでも病気の中において程度が軽いというだけで、
「問題ない」「放っておいてよい」というわけではないのです。
うつ病の場合、「軽症」と言うと「大したことない」「甘えているだけ」と
非常に問題のある誤解をしている方が時にいらっしゃいます。これはとんでもないことです。
軽症であっても病気は病気であり、悪化しないためには適切な対応や治療が必要です。
エネルギーがまだ残っている軽症の方が、自殺や自傷などの衝動的な行動に至りやすいこともあり、
決して甘く見て良い訳ではないのです。
出典;せせらぎメンタルクリニック