「何だか最近、気分が優れないな……」と感じている人、いませんか? 「単なる五月病だよ」と片付けてしまっている人もいるかもしれませんが、実は本格的な“うつ病”になっている恐れも否定できないようです。
そこで今回は、厚生労働省の情報を参考に、「もしかして私、うつ?」と思ったときにチェックしたいポイントを、体・心・行動の3つの分野でまとめました。
■1: 体の要注意サイン
うつ病って、体にもサインがあらわれるもの。もし、こんな体の不調に悩んでいるなら、“うつ”の可能性も疑ってみたほうがいいかもしれません。
(1)睡眠パターンが変化した・・・朝早く目が覚める、夜中に何度も目が覚める、眠れない
(2)食欲や体重が変化した・・・食べてもおいしくない、食べても食べても満足できない、体重が急に減った、または増えた
(3)疲労感や体の不調がある・・・朝からだるい、常に疲労感がある、頭が重い、肩や首がこっている、下痢や便秘が続く
もちろんこうした体のサインは健康な人でも普通にありますが、10日から14日以上続くようなら要注意だとか……。
■2: 心の要注意サイン
次は心に出るうつ病のサインです。
(1)憂うつ・・・常に物事を悲観的に考えてしまう、落ち込んでいる
(2)おっくう感・・・趣味が急に楽しめなくなる、外出や家事、仕事が面倒になる
(3)焦りや不安感・・・常にイライラしている、常に不安を感じている
繰り返しますが、生きていれば誰でもこの手の気持ちは抱きます。ただ、上述した心の状態が10日から14日以上続く場合は体の場合と同じく要注意です。
自分の心の状態を客観的にチェックしてみてください。
■3: 行動の要注意サイン
最後は、毎日の生活や行動に見られるうつ病のサインです。
(1)遅刻や欠勤が増えた
(2)会社に行きたくない朝が多い
(3)誰かと話す時間が面倒になる
(4)自分に否定的な言葉を人前で使っている
あまりにも上述の状態が続くようなら、一度自治体の相談窓口や病院の心療内科や精神科、あるいは会社の保健室などで相談をしてみるといいかもしれませんね。
以上、うつ病の心配がある人のサインをまとめましたが、いかがでしたか? 繰り返しになりますが、どれを見てもよくある体調の変化ですし、多く当てはまるからといって“即うつ病”と診断されるわけでは、決してありません。
ただ、あまりにも長く続くようなら要注意。早目に行動を起こしてください。また、身近で大切な人がうつ病になっていないか見分けるチェックポイントにもなりますので、ぜひとも心配な人がいる場合は活用してみてくださいね。
2015年5月25日 WooRis(ウーリス)