うつ病の予防

1,規則正しい生活を心がける
適度な睡眠、適度な運動、適度な食事は体の資本です。
特にうつ病の場合、体の不調から脳の神経伝達物質のバランスを崩す事があります。
ストレスのある環境でも、体の状態がよければ脳は正しい判断や思考が行える場合もあるのです。

2,自分の世界に引きこもらない
うつ病の方は、考えが一点に偏ったり、人との関わりを避けるようになってきます。
その状態が続くと、自分の思考や感情を冷静に判断できない状態になっていきます。
それが抑うつ状態につながっていきます。
その悪循環を避けるには、自分の世界観を広げる必要があります。
やった事のないことをやってみたり、人の考えを聞いてみたりする事は、自分の世界観を広げます。
そのような事が苦手な方もいるかもしれませんが、一歩踏み出す事も必要です。

3,自分の体からのSOSを無視しない
うつ病には前兆の症状があります。
体がだるい、眠りが浅い、楽しいことだった事が億劫になるなどは、最初のSOSかもしれません。
その時は、休息やリフレッシュをすることを心がけてください。
早め早めに対処をし、それでも良くならない場合は、医師に相談することをためらってはいけません。
「頑張りたいのに頑張れない」「頑張っているのに出来ない」という状態になる前に対処を行えれば、つらい環境でも乗り越えていけるかもしれません。

うつ病は身近な病気です。
ですが、日々のセルフケアで未然に防ぐ事が可能です。
生きる意味、頑張る意味をよく考えて、最善の行動を日々心がけてください。

 

出典:うつ病教室


ストレスに打ち勝つ 強い心を作る為には、規則正しい食生活が重要になってきます。

仕事の関係などで、決まった時間にゆっくりと食事が出来ないという場合もあると思いますが、 出来るだけ毎日同じ時間に、ゆっくりと良く噛んで食べるよう心がけてみましょう。良く噛んで食べるということはイライラを沈める効果があると言われていま す。


なかなかそんな時間がとれないという場合も、食事の内容に少し気を使ってみるだけでだいぶ違ってきます。仕事が忙しくてという理由で、1日3食のうちの朝ごはんやランチなどをつい抜いてしまうとか、夜中に眠る直前に食事をするなどはお勧め出来ません。食事時間がバラバラだったり、一回抜けてみたりな どが続くと、体内時計が狂ってきます。そうすると胃腸の調子も悪くなります。なるべく同じ時間に食事がとれるよう、工夫をしてみましょう。また、お酒や甘いものなどを過剰摂取なども注意が必要です。


また、食事内容もインスタント食品やレトルト食品ばかりでなく、栄養バランスを考え、ビタミンやミネラルを含むものや野菜などを多く摂るように心が けましょう。ビタミンやミネラルは脳の働きを正常にし、副腎皮質ホルモンという、ストレスに抵抗するホルモンを作ります。そのため、イライラや不安を緩和 してくれる働きがあります。食材の栄養バランスなどを考えながら楽しく食事が出来るようになれば、ストレスの解消にも繋がるかもしれませんね。


出典:入院しないで治すためのうつ病改善ガイドライン


ライスフスタイルはこころの健康にも大切

ストレスと上手につきあうには、まず毎日の生活習慣を整えることが大切です。バランスの取れた食事や良質の睡眠、適度な運動の習慣を維持することが、健康の基礎固めになります。
また、ストレスがたまったときの対策として、リラックスできる時間を日常生活の中にもつことも大切でしょう。ゆっくりと腹式呼吸をする、ぼんやりと窓の外を眺める、ゆったりお風呂に入る、軽く体をストレッチする、好きな音楽を聴くなど、気軽にできることをまずやってみましょう。お酒を飲んでつらさを紛らわせようとするのは、睡眠の質を低下させ、うつ病等のこころの病気を引き寄せます。


アタマを柔らかくしよう
ストレスを感じるとき、私たちは物事を固定的に考えてしまっていることがあります。たとえば、「必ず、○○をしなければならない」と考えていて、それがうまくいかないときには強いストレスを感じてしまうでしょう。問題点やダメな点ばかりに注意が行きがちです。
そんなとき、ダメな点ばかりではなく、実際にできていること、うまくいっていることに注意を向けるのもよいでしょう。考え方や見方を少し変えてみるだけで、気持ちが少し楽になることがあります。


困ったときは誰かに相談してみよう
困ったときやつらいときに話を聴いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。話すことで自分の中で解決策が見つかることもあります。相談に乗ってもらえたという安心感も、気持ちを落ち着かせるでしょう。友人、家族、同僚、地域や趣味の仲間など、日頃から気軽に話せる人を増やしておきましょう。
しかし、こころと体の症状が続くときは早めに専門家に相談しましょう。医師やカウンセラーなどの専門家や、地域の精神保健福祉センター、保健所、職場の健康管理センター、自治体の相談所など、相談できる場所はたくさんあります。


出典:みんなのメンタルヘルス総合サイト