いろいろな方のライフスタイルの中であらわれる、うつ病のサインをみてみましょう。また、ここにあげたもの以外のサインがあらわれることもありますので、思い当たることがないか気をつけてみましょう。
以下のようなサインを2週間以上続けて感じているときは「気のもちようだ」とがんばらず、「もしかしたらうつ病かもしれない」と考えてみてください。無理にがんばらず、まずは医師に相談してみませんか?
サラリーマンのケース
朝、新聞を読む気がしない
朝、テレビがかかっているとうるさく感じることがある
遅刻、午前中休みが増えた
仕事に集中できない
仕事でちょっとした決断ができない
つまらないミスが増えたと上司や同僚に指摘されたり、そのことが原因でいつまでもクヨクヨ悩んでしまったりする
交渉ごとで今までのようなひと押しができない
自分の発言に自信がもてない
仕事帰りに飲みに行く気になれないなど、人との付き合いが悪くなった
休日は趣味をやるより、寝ていたい
いままで興味をもっていたことにも、やる気が出せない
休日明けに出社するのがつらい
なかなか寝つけなかったり、朝早く目が覚めてしまったりする
キャリアウーマン・OLのケース
朝、化粧をするのが面倒に感じる
洋服や髪型などの身だしなみに気を遣わなくなった
ランチを食べる気がしないなど、食欲が落ちてきた
いつもイライラしていて怒りっぽくなった
ちょっとしたことで涙もろくなった
口数が少なくなった
携帯のメールに返信するのも億劫だ
主婦のケース
朝、なかなか起きられず、家族よりも遅くまで寝ていることが多くなった
以前までは午前中に片づけていた家事が、夕方までかかるようになった
家事全般がつらくなったり、洗濯、掃除はできても、料理が億劫でできなくなった
夕食の献立がなかなか決められない
買い物に行っても何を買ったらよいのかわからない
以前は楽しみにしていたテレビ番組もおもしろくない
近所の人達が集まっていると、悪口を言われているような気になる
自分はダメな母親、妻だと自分を責める
高齢者のケース
言いようのない、不安や焦りがあり、居ても立ってもいられない
物忘れがひどくなった気がする
重大な病気にかからないか、破産しないか、など健康やお金のことが必要以上に心配だ
肩や腰、ひざ、ひどくなると全身が痛むのに原因がよくわからない
悲しい、寂しいと周囲の人によくこぼすようになった
ときには消えてしまいたいと思うこともある
これまでなら自分でできていたようなことも先のばしにしたり、人まかせにしがちだ
出典:「うつ病情報サイト」こころのひまわり
あなたがうつ病であるかは専門医が判断します。セルフチェックはあくまでも目安。心理テストのシミュレーションだと考えたほうが良いでしょう。
ただ、セルフチェックのしすぎには注意。シミュレーションを繰り返すと、なんとなくテスト慣れしてしまって実際に専門医の心理テストを受けることに なったとき、正確な結果が出なくなる恐れがあります。無意識の内に「ここでイエスを選択すると、うつ病という結果が出てしまうから嘘つくことになるけど ノーを選んじゃおう」なんてことになりかねません。そんなことないと思うかもしれませんが、起こりえます。
セルフチェックは文字通り自己診断。疑いありだった場合は専門医を訪ねましょう。思い込みは禁物ですよ。
出典:入院しないで治すためのうつ病改善ガイドライン